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人生で一度もやったことがない事をやるブログ

#3 サインを作る

author: aanrii

「明日までに自分のサインを作らなければならない・・」

経緯をご説明すると、俺はバンドをやっていて、6/29に新たなEPを発売します。全国のタワレコビレバンに陳列されるそうです。それで、EPの初回特典付録としてポスターをつけるのですが、このポスターの何部かに、俺を含むメンバー直筆のサインを書かなければならないのです。

ところがどっこい、俺は自分のサインを考えたことがない。早速作りましょう。

理論

サインの作り方について解説しているサイトがありました。英語です。

www.wikihow.com

ざっくりまとめると、

・既存のデザインを真似しろ

・特定の文字をデカく書いたり、アンダーラインを引いて強調しろ

・数字や記号などを取り入れてアクセントをつけろ

みたいなことが書いてあります。やはり、創作の基本は模倣というわけですね。というわけで、先達たちのいろいろなサインを見てみましょう。ググるといろいろ出てきます。

signature - Google 検索

autograph - Google 検索

以下、俺が気になったサインです。

・ケニアのケニヤッタ大統領(Uhuru Kenyatta)

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・アメリカのルー財務長官(Jack Lew)

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ベネズエラの故チャベス大統領(Hugo Chavez)

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こうしてみると、俺は文字列の体をなしていない、図形的なサインが好きだなあということに気づきました。ルー財務長官に関しては、異彩を放ちすぎてて、もはや別の概念といった感じすらします。

よくよく考えてみれば、サインというのは、「自分であることを証明するための『図形』」であるわけで、とどのつまり文字である必要はないのです。実際、日本に古くからあるモノグラム型のサインである花押にしても、自分の名前にない漢字を花押に採用するケースもあるみたいですし。つまり、その図形と自分の存在が1対1で対応していることが重要。

実践

では早速考えてみましょう。俺の名前はaanriiです。

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言い忘れていましたが、俺は字が汚い。

筆記体にしてみましょう。

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少し崩してみましょう。

f:id:aanrii:20160627005158j:plain

先頭の「aa」という部分をつなげてみます。

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この図形を見ると、①「a」の頭のカーブと、②そこから5回連続で続くギザギザ、そして③「ii」の点々、という3つの特徴で構成されている、というように、図形を抽象化して捉えることができそうですね。

これらの特徴について、それぞれを単純化することで、最終的に次のようなサインを作りました。

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これが完成系です。文字っぽくもあり、抽象度も高い、いい塩梅になったのではないでしょうか。曲線の始点と、下部の2個目のギザギザの先端の位置が縦に並ぶようになっているのがミソです。

ちなみにこのサイン、めちゃくちゃ書きやすい。1秒で書けます。尚且つ抽象度が高いので、急いでクソ適当に書いても図形として破綻しにくいというロバストネスがある。ポスター100枚ぐらいあったんですが、スイスイ書けました。

そんな俺の直筆サインが書いてあるポスターは、6/29に発売されるumber session tribeの2nd EP"Dude?!!!??!"をタワレコでお買い求め頂いたお客様限定に、特典としてお渡しします!買ってね!!

http://umbersessiontribe.rojo.jp/

感想

「サインを作った」って言うと、未だに有名人に憧れているのか、恥ずかしくないのか、中学生かお前は??とか言われそうですが、サイン作り自体は、何かを「デザイン」した経験のない人でもわりと簡単に楽しく取り組めるデザイニング体験だと思います。多分それは、「自分の名前」が明確なモチーフとなり、そしてデザインの起点として機能するからでしょう。暇な人はぜひやってみてください。君も自分だけのサインを作って一人でニヤニヤしよう!

今回は「aanrii」の筆記体から考えてみましたが、今後モノグラムとかも作ってみたいですね。花押やトゥグラ的なアプローチもぜひ実践してみたい。

余談

サインのデザイン自体が結構抽象的なので、ちょっとひねってこんなバージョンも作って見ました。

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これは将来的に、俺の「ロゴ」を作る時に使いたいと思います。